フランスのアンティークショップで出会ったナイジェリアのアイアンオブジェ。

なんとこちらは19世紀にナイジェリで、
実際に使用されていた貨幣を
アーティストがスタンドを制作しオブジェとして仕上げました。

200年もの間、人から人へ、国から国へと渡ったアイアンは、
ところどころ錆て、乾いた味わい深い質感になっています。

2mm程の薄い鉄を紋章のような形に仕上げた
この時期のナイジェリアの貨幣は、他にも何種類かの形があるようです。

19世紀ナイジェリアはポルトガルやイギリスに統治されていたため
統治後は、貨幣などの当時の品が多くヨーロッパへと持ちかえられたそうです。

シンプリシティですが個性的な佇まいのオブジェを眺めていると、
このように大きな貨幣がどのように使われていたのか、
当時の文化はどのようだったかなど、遠い昔の世界へといざなわれます。

大きすぎず、飾りやすいサイズは
インテリアオブジェとしいてさまざまな空間を彩ってくれます。

土台部分にペイントの剥がれがあります。（写真参照）