新たに ジュエリーユニット ” bubun（ブブン）”
のお取扱いが始まりました。

陣信行さんと陣めぐみさんによって2016年に立ち上げられたユニットは、
文字通り「部分」に対するお二人の関心を象徴的に示したものです。

「部分」

それは、ずっと無限に長く続くようなものの一部分を切り取ったようなイメージ。

それは装身具における細部であったり、
身体における装身具であったり、
宇宙における身体であったり。

また装身具が喚起する記憶やそれを身に着けて過ごす人生における刹那など、
＜ミクロ‐マクロ＞＜過去‐未来＞
に拡がるあらゆる領域におけるあらゆる「部分」が射程に捉えられています。

こうした「部分」から「部分」へと跳躍する絶え間ない美の獲得・発見の
連続性の1つの起点となりうる作品を作ることを目指されており
その作品があらゆる意味において
身に着ける人自身の「部分」になることを願って作られています。

” bubun ” はガラスや革など、極めて原始的なルーツをもつ
素朴な素材を用いて作品を制作されています。

素材のありのままの魅力を生かしながらもそれに甘んじることなく、
切削し研磨し焼成し、人事を尽くして素材に挑みシンプルな造形物へと昇華させる。

このようなジュエリーも生みだす作業にも「部分」のコンセプトが貫かれています。

ヌメ革が編みこまれたバングル ” net ” シリーズ。

私は眺めていると、ラインの波が心電図のように見えてくる時があります。

静寂を感じさせる佇まいなのに、いつしかラインが描き出す音が聞こえてきます。

※　現在は販売を終了しています。

ガラスを透明な糸で編み上げた ” organ ” シリーズ。

角度により糸やガラスの溝は消え
ガラスの粒が自然と集合体し浮遊しているかのような
不思議な感覚にとらわれるピアスたち。

“器官”を意味するorganというシリーズ名がぴったりなジュエリーです。

そして、ガラスにすり加工を施した” blank ” シリーズ 。

質感は一見柔らかいようでもあり、硬化した物体のようにも感じます。

時にはその輪郭が境界にとけこむような曖昧さもあり、
時には鋭さを感じるほど明確。

擦り加工ガラスの光の屈折は、内部に光を閉じ込め
自らその光を柔らかに発光するような、
不思議な印象を楽しめます。

自然・身体のリズムを反映させたシンプルでニュートラルなジュエリーを身に着け
あなたのさまざまな「部分」の一部分を感じ、お楽しみ下さい。