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石川県能登島に工房を構えるガラスアーティスト 有永浩太 の新商品が入荷致しました。
アンバーカラーのボトルやプレートに加え、
カップが新たに加わりました。
高度な技術で製作されたカップは
一瞬手吹きという事に気づかないくらい
統一されたサイズ感で思わず見入ってしまいます。
しかし、テーブルに落ちたガラスカップの影をふと見ると
幾重もの線がわずかに映り、手作りのぬくもりを感じます。
作品作りにおいて有永氏が大切にしていることは
「そろえる」ことと、「そろえない」こと。
高温で熱されたガラスは、重力をうけ
意思を持っているかの如く、溶け、形を変えていきます。
瞬間瞬間の形を取り出すことに集中し、
ガラスの個性でもあるガラスの伸びていく勢い、
ふくらみ張りつめていく緊張感を形にしていきます。
それは都度採寸をしながら製作するのでは生まれない
その「瞬間」にしか作り出せない1点ものです。
ガラスの状態、アーティストのコンディションや気分、その時々の美意識。
そんなものがひとつになった瞬間の「そろえない」ものたち。
それはわたしたちの、一人一人違う手 に馴染むガラス作品です。
その一方で、「そろえる」ことが必要なものももちろんあります。
サイズや形。
高さだけそろっているもの。
容量だけそろっているもの。
雰囲気だけそろっているもの。
「そろえる」ということも有永氏のフィルターを通すと
様々な種類があることに気づかされます。